奥尻ワイナリー

北海道・奥尻ワイナリー

奥尻ワイナリー

所在地:北海道奥尻郡奥尻町
栽培・醸造責任者:菅川仁さん
設立 2008年
取材者:宮本輝紀(2013年11月5日)

奥尻ワイナリーは2008年創業のワイナリーです。奥尻島は北海道日本海に浮かぶ周囲約84kmの島です。島は1993年の北海道南西沖地震で壊滅的被害をうけましたが、島民の復興への思いによって着実に魅力的な島になりつつあります。アクセス方法として、空路では函館空港から奥尻空港まで約30分のフライト、海路では江差港から奥尻空港まで約2時間10分、せなた港から奥尻空港まで約1時間40分があります。今回は空路、自動車メーカーで有名なスウェーデン・サーブ双発ターボプロップ旅客機で向かいました。

ワイナリーは、空港から車で30分ほど北上した、島・西海岸の湯浜という地区にあります。

奥尻島は1993年「北海道南西沖地震」で壊滅的被害を受けました。道路や港湾などのインフラ復興の為、多くの島民や外部からの方々が復興事業に携わりました。しかし、復興事業が終わった後の雇用確保や、新たな島の魅力を発信する観光場所として、地元建設会社・海老原建設が畑の開発を1999年から始め、醸造所は2008年に完成しました。

醸造には数々のワイナリーを手掛けた増子敬公さんをコンサルタントに迎え、海老原建設社長の甥にあたり 札幌の大学で経営学を学んでいた、奥尻島出身の菅川仁さんを準備室長とし行い始めました。ワイナリー内は温度と衛生管理を徹底する増子さんの指導に従い、温度管理可能なジャケット付きステンレスタンクと清潔な機器によって、クリーンでぶどうと土地の個性をそのまま表したワインを年間約6万本産出しています。

島は海近くまで山が迫っているため、まとまった畑が少なく、島内7カ所に畑を分散させています。海の近くの為、塩害を防ぐため畑をすべて西向き斜面とし、生育期に吹く東風(ヤマセ)を防いだり、暴風棚で畑を囲って予防を行っています。塩害にあうと葉が赤色に変わり光合成が行われず、ぶどうの実も成熟しませんが、対策により良いぶどうが収穫できるようになりました。

栽培醸造責任者の菅川さんは、若手不足の島の将来を支える責任を感じ、「ここで僕が挫折するわけにはいかない。自分ができることを精いっぱいしよう」と考え、まったくワインを知らない状態から猛勉強を重ね、醸造免許取得、工場立ち上げ、ぶどうの栽培、醸造、そして奥尻及びワインのPRと様々な事にチャレンジしてきました。「自分が転んだら、奥尻が転ぶ!」その熱意に打たれた人々がファンになり、潮の香りがする独自の個性の奥尻ワインの良さを広めています。「より多くの人に島の良さ、元気さをワインを通じて知ってもらいたい。」そんな思いでワイナリーの人々は頑張っています。

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