北海道南西沖地震復興を担う気合溢れるワイナリー。

奥尻ワイナリーのある奥尻島は、北海道南西部の日本海に浮かぶ周囲約84ｋｍの島です。ブナの原生林が島を覆い水が豊富な環境で、冬に雪が降りますが対馬海流の影響で、北海道の本島に比べて温暖な気候となっています。奥尻島は1993年の北海道南西沖地震で壊滅的被害をうけましたが、島民の復興を願う気持ちが1999年ぶどうの植樹を行い、2008年ワイナリーが完成し本格的な醸造が始まりました。言うなれば「島の復興を担うワイナリー」です。

自社畑で栽培したブドウを使い、最新設備で造られるワイン。

海と緑が溢れる環境でブドウはすべて自社畑で栽培しています。海に囲まれていることでミネラル分が多く含まれている独特のワインとなっています。設備も最新のもので、徹底した衛生管理の下、奥尻特有のテロワールがストレートに反映される造りをしています。

奥尻ワイナリー 栽培・醸造責任者:菅川仁さん

栽培・醸造責任者の菅川仁さんは奥尻島出身。醸造免許の取得や工場立ち上げ、仕込みの責任者など、様々な経験を経る一方、他のワイン会社を訪ね、独学で知識を深め、品評会や試飲会にも積極的に顔を出しています。その熱心な態度を応援するワインメーカーも数多くいます。

ワインで奥尻を盛り上げたい。

菅川さんが小学5年生の時に体験した津波による復興に力を注いだ人たちのためにワインで奥尻を盛り上げたいと考えています。魅力あふれる島の一つの特産としてワインがあることを認知してもらうのが夢です。「奥尻島が育む葡萄で、世界中の人々に愛され続けるワイン造りに邁進する。」