山梨県 カンティーナ・ヒロ 
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カンティーナ・ヒロ
所在地:山梨市牧丘町
専務取締役:広瀬武彦さん
設立:2013年
取材者:宮本輝紀(2015年10月19日) |
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カンティーナ・ヒロは、山梨でIT関連の仕事をしていた広瀬武彦さんが、出身地である山梨市牧丘町のぶどう農家から耕作放棄の相談を受け、2013年に畑を引き継いだ事から始まりました。
山梨市牧丘地区は四方を山に囲まれ、耕地や集落は、秩父山塊を源とする笛吹川を見下ろす場所にあり、古くから果物栽培、特に”巨峰”産地として知られています。
カンティーナ・ヒロの自社畑は山梨市牧丘町の最上部、標高約740〜800mの南斜面にあり、日当たりの良さと昼夜の温度差が日本屈指という好条件です。
勝沼市街から北上し、ぶどう畑の中の細い道を登っていくと、2015年立ち上げた新しいワイン醸造所が見えてきます。
標高が高く、非常に良い眺めです。
訪問時にはワイナリー建物はまだ工事中でしたが、2016年にオープンします。 |
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ぶどうは、低農薬栽培で、天然糖度24度以上の遅摘み完熟果を収穫し、無補糖・無補酸でワイン造りを行います。
完熟遅摘みに耐え得る健全な葡萄を育てるために化学肥料を使用せず、自家で生成する完全発酵した有機堆肥による土づくりにこだわった微生物農法を実践しています。
こだわった品、食べて飲んで幸せを感じてもらいたい。そんな思いで栽培しておられます。 |
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オーナーの広瀬武彦さんは山梨でIT関連の仕事をしていましたが、地元山梨市牧丘町のぶどう農家高齢化や耕作放棄などの現状を憂慮し、地域活性の6次化を目指すべく2012年にぶどう農家転職を決意しました。
「最善を尽くせ、しかも一流であれ」を基本思想とし、「飲んで幸せを感じてもらいたい」そんなワイン造りを行います。
息子さんもワイナリー勤務やイタリアンシェフを目指し、イタリアで修行されましたので家族一丸となった今後の活躍が楽しみです。
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