アルプスワイン(山梨県)
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アルプスワイン
所在地:山梨県笛吹市(旧一宮町内)
醸造責任者:前島良さん
設立:1962年(昭和37年)
取材者:宮本輝紀(2015年10月13日) |
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アルプスワインは、山梨県笛吹市(旧一宮町)にある家族経営のワイナリーです。
勝沼盆地南側山麓沿い、勝沼から富士五湖の一つ精進湖へ抜ける街道沿いのワイナリーが連なる
エリアで、一番標高が高い場所にワイナリーがあります。
サロンと呼ばれる直営店は、ヨーロッパ様式の瀟洒な建物で、「ワインと、ワインがある暮らし」をテーマ
に自社製ワイン・保存料無添加100%果汁、ワイン関連雑貨、菓子類、キッチン雑貨などを取り扱っています。 |
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醸造所は、サロンから少し離れたところにあります。
アルプスワインの創業は1962年(昭和37年)。
創業者・前島福平さんがワイン造りに関心を持ち、地域の農家さん達で運営されていた「御代咲醸造」を会社化しました。
笛吹市内の自社管理畑・契約畑を中心とした地元農家との信頼関係を大切にしているワイナリーです。
前島良醸造家はぶどう本来の成分を最大限に活かすワイン造りを目指しています。
その方法として果汁酸化を徹底的に防ぎ、酵母選択と温度管理に気を配ることによって亜硫酸塩の添加を少なくしています。
また瓶詰め後のワイン劣化を考慮し、コルクより酸素透過の少ないStelvinスクリューキャップを採用するなど、基本を大切に
しながら新しいチャレンジも行っています。 |
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前島良醸造家は1975年生まれ。
山梨県立ワインセンターにて3年間の研修後、醸造担当としてアルプスワインへ入社されました。
目標に向かってストイックに邁進する姿と共に、自由にワインを造りたい・楽しんで欲しいという思いを併せ持つ人物です。
ぶどう本来の成分をそぎ落とさず、クリアでクリーンに造り、熟成でのレベルアップが期待できるワイン造りを心がけています。
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