ココ・ファーム・ワイナリー

栃木県 ココ・ファーム・ワイナリー 

ココ・ファーム・ワイナリー

所在地:栃木県足利市
ワインメーカー:西英紀さん
設立:1980年
取材者:宮本輝紀(2016年1月28日)

ココ・ファーム・ワイナリーは、栃木県の南西部、足利市にあるワイナリーです。 足利市は北部に足尾山地、南部に関東平野が広がり、中央部を渡良瀬川が流れる山地と平野の接点にあり、温暖な気候です。 ワイナリーは、1950年代栃木県足利市の特殊学級の生徒たちによって山の急斜面にぶどう畑が開墾されたのが始まりで、障害者支援施設こころみ学園が母体となり、1980年に設立しました。 北関東自動車道足利インターから北西に進むと、右手にココ・ファームの案内板とぶどう畑が見えてきます。 畑を過ぎるとココ・ファーム・ワイナリーと南西向き急斜面の畑に到着します。

ココ・ファーム設立のきっかけとなったワイナリー前のぶどう畑は、平均斜度38度の南西向きで、礫混じりの土壌、陽あたり・水はけがよいというぶどうにとっては良い条件です。 しかし、これほどの急傾斜地での作業は安易ではありません。 ワイナリー創業者であり、こころみ学園の園長・川田昇さんが、知的障害を持った園生たちと一緒にぶどう造りをするにあたって、この急斜面しか入手できなかった事と、この環境で作業する事によって園生が生き生きと自信をつけてきた事、そして重機などが使えないので、土がやわらかく、除草剤を使用しない土壌は、微生物をはじめ、さまざまな命を育む生態系を造りだした事がわかりました。 その川田さんの思いは、現在も脈々と引き継がれています。 畑は標高や土の状態により、最上部はマスカット・ベイリーA、その下にリースリング・リオン、ノートン、プティ・マンサンの順で植樹されています。 平地にある畑はこの地に合うと探してきたアメリカ・ミズリー州原産の品種”ノートン”を栽培しています。 適地適品種のぶどう栽培もココ・ファームの特長です。

ココ・ファーム・ワイナリーでは、ぶどうの自然の味わいを引き出すため自然酵母を使用し、酸化防止剤使用を最小限に抑えています。 醸造は改良型木桶を中心に発酵熟成を行っています。 大型の木桶はわずかに酸素を供給するため、柔らかな飲み口のワインとなります。 熟成は、山の斜面に掘られた横穴トンネルを利用し、飲みごろになるまでじっくりと熟成させます。 先人たちの大変な労苦とそれに感謝する気持ちが、ココファームのワインによく表れています。

ワインメーカーの西英紀さんは1972年大阪生まれ。 酒販店で働いているときにワインの魅力に開眼、ぶどうとワイン造りに携わりました。 優しく暖かい人柄で、ぶどう栽培やワインの仕込みやビン詰の園生を指導しています。 ぶどうの持ち味を素直に引き出せるよう、日夜努力しています。

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