山梨県 シャトーシャルマン(江井ケ嶋酒造・山梨ワイナリー)
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シャトーシャルマン(江井ケ嶋酒造・山梨ワイナリー)
所在地:山梨県北杜市白州町
所長:山本公彦さん
設立 1963年
取材者:宮本輝紀(2015年10月17日) |
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シャトーシャルマン(江井ケ嶋酒造 山梨ワイナリー)は1939年創業である兵庫県明石市の総合種類メーカー”江井ケ嶋酒造”の山梨ワイナリーとして1963年(昭和38年)に発足しました。ヨーロッパ系ワイン専用ブドウを自社農園で栽培・醸造を行っているドメーヌです。 ワイナリーは、八ヶ岳連峰と南アルプスに挟まれた釜無川沿いにある谷間の街、北杜市白州にあります。ワイナリーに隣接する自社農園は、標高600メートルの冷涼な丘陵地にあり、甲斐駒ケ岳の花崗岩による砂質土壌の水はけの良さと気候が、ワイン用ぶどう栽培の条件を整えており、ボルトーに匹敵した条件を備えています。 有機肥料を少量使用するのみの除草剤、化学肥料を使用しない草生栽培です。 山本公彦所長はワインの醸造責任とともにワイナリー裏の畑を担当しており、植樹40年になるワイナリー自信作カベルネ・フランの品質を向上させ、ここしかないというユニークなワインをつくり上げるのが悲願です。 |
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シャトーシャルマンの醸造は、他のワイナリーでは見られないユニークな点がいくつもあります。 ゆっくりとおだやかにワインを醸すため、現在では少なくなったコンクリート槽(内部タイル貼り)を一部で使用したり、通常コニャックで使用されるリムーザンオークの古樽を使用しています。リムーザンオークは、ワイン用に使われるフランス中央山脈のセシルオークで造られる樽に比べて、非常に堅く木目も粗いため、熟成が穏やかで力強いのが特徴です。また、山本所長自身が櫂棒となり、優しくピジャージュ(櫂入れ)を行うなど、まさに”人手が造るワイン”となっています。 |
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山本公彦所長は、実直で一つ一つの事柄に丁寧に向き合う方です。ぶどう・ワイン造り「ゆっくりとていねいにやさしく」をモットーとし、自然然の要素を大切に、ゆっくりと、ていねいに、やさしく、ワイン造りに取り組んでいます。
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